大阪市港区西明寺 住職のひとりごと16

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大阪市港区西明寺 住職のひとりごと16

2021/01/21

大阪市港区西明寺 住職のひとりごと16

信頼関係

「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。」

山本五十六の言葉として有名ですが、これには続きがあることを知りました。

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

人に、特に上下関係のある相手(たとえば部下や子ども)に、一方的に何かさせようと思っても、良好な人間関係が構築されていなければ、うまくいきません。話し「合う」ことのできる関係をつくり、傾聴、感謝、信頼を上の立場の者が心がけることが求められています。

また、ある子育てカウンセラーのブログには「人は頭で理解しているだけでは行動に移せない。人は心が動かないと行動には結びつかない」とありました。

人を指導する立場の者は、口を酸っぱくして注意するのではなく、心を通わせることを第一に考え、上から責めることなく、自分自身の弱さ、至らなさに向き合うことが相手との信頼関係を築くことを知っておきたいものです。